卒業研究口述試験

1月26日㈫に、2020年度の国際英語学科の卒業研究口述試験が行われました。

教員2名、学生1名の合計3名で20分間、卒業研究の内容について詳細な質疑応答がなされます。卒業を控えた学生たちは全員、この口述試験をパスしなければなりません。

主査・副査の教員2名の質問に1名の学生が口頭で答える試験ですが、今年度は緊急事態宣言下となるため、オンラインで実施されました。

学生は12月に提出した自分の卒業研究の内容をふりかえるとともに、自らの分析を口頭で論理的に説明します。先生方からの(時にきびしい)質問を受けて、緊張しながらもみな頑張って答えていました。

 

卒業研究の題目は今年度も多岐にわたりました。題目の一例を挙げると…

言語学の分野では「YouTubeにおける若者の言葉の男女差」や「日本語の敬語と英語の丁寧表現について」、イギリス文学・イギリス文化の分野からは「ルーマー・ゴッデン『人形の家』にみられる作者の多様なアイデンティティ」、「F. H. バーネットの作品を通して理解する階級意識」や「『アリス・イン・ワンダーランド』に見る新しい女性像」が、そしてアメリカ文化の領域からは「アメリカ初等教育における教育制度—教育達成度の差とその要因—」、「実際の大統領と映画で表象される大統領のイメージの違い:J. F. ケネディを中心に」というテーマでの卒業研究が提出されました

 

例年はこの口述試験の終了後に、卒業研究発表会を開催し、その成果を3年生にもシェアします。
しかし、今年度はやむなく中止となりました。

個性豊かな力作ぞろいだったため大変残念です。来年度は開催できることを祈っています。

(A. Koizumi)