文楽鑑賞(2年次)

令和2年12月5日に日本文化学科2年生で国立劇場「文楽鑑賞教室」に行ってきました。

「二人禿」「芦屋道満大内鑑 葛の葉子別れの段」を鑑賞し、「文楽の魅力」という解説のコーナーでは人形の構造や三人遣いの役割分担について学びました。太夫の語り、人形の細かな動きを間近で鑑賞することができました。

 

学生の感想

 
  • 人形のしなやかな動き、表情の自在な変化がとても素晴らしく、本当に人間が動いているようにみえた。太夫の語りも聞き取りやすく、言葉も平易であったため物語の世界観にすんなりと入り込むことができた。
 
  • 今回、文楽を鑑賞して以前鑑賞した歌舞伎とはまた違った面白さを感じました。仕草や表現など歌舞伎と似ているところもありましたが、人形だからできる表現方法もあるように思いました。  また、人形の仕草がとても繊細で、動作がとても美しく感じました。歌舞伎のような流れるような動きを人形で再現しているところに、人形遣いの技術の高さを感じました。 そして、太夫の語りの言葉が歌舞伎と違うようにも感じました。物語の時代や設定されている地域が違うからなのか、そもそも、使う表現が異なっているのか気になったので調べてみたいと思いました。
 
  • 私は人形が怖くかなり苦手なのですが、文楽はそう思うよりも先に美しさを感じましたし、とても楽しかったです。前から二列目で近いなと思いましたが、かえってこの距離が人形の表情や動きを鑑賞することができてよかったです。二週間ほど前に実技の授業の一環として能を鑑賞したこともあり、文楽のエンターテインメント性をより強く感じました。