教員紹介⑥伊藤純先生(民俗学)

今回紹介するのは伊藤純先生です。専門は民俗学です。民俗学は人びとの営み全般を対象として、私たちの生活がなぜこのようになっているかをフィールドワークという研究手法を用いて、人びとの内側から解き明かしていく学問です。伊藤先生は特に神楽や盆踊り・獅子舞といった民俗芸能を中心に調査研究しています。授業ではその成果を活かして、「日本の祭りと儀礼」「日本の伝統芸能」「日本の民話・神話」「日本の宗教と思想」といった授業を担当しています。

 

撮影した写真を多く取り入れた授業スライド。
写真や動画を見せながら解説しています。

 

前期は遠隔授業を余儀なくされましたが、伊藤先生は本学ICT支援委員会の委員としてICTの効果的な活用にも力を入れており、学生のみなさんの技術サポートも行っています。前期の遠隔授業では様々なオンラインツールを用いたり、オンライン博物館やオンラインデータベース、オンライン観劇などを積極的に紹介していきました。とはいえ民俗学はフィールドワークを重要視する学問です。図書館で文献や資料を収集するだけでなく、対面授業では学外学修として寺社や史蹟、お祭りの見学を多く取り入れていました。新型コロナウイルスが収束したら学生のみなさんと現場から文化について考えていきたいそうです。

 830日(日)のオープンキャンパスでは「「科学」と「呪術」から考える異文化理解」と題した体験授業を行います。多くのご参加をお待ちしております。