**浅草巡見報告!**

1月7日に「日本文化専門演習Ⅵ(2)」(伝統芸能・民俗学)の履修者で浅草の待乳山聖天の大根まつり(大般若経講)と宮本卯之助商店の工房見学を行いました。

まずは集合の雷門。雷門付近は外国人観光客が年々多くなっている印象です。

多くの観光客で賑わう雷門

浅草寺を参拝し、その足で隅田川方面に10分ほど歩き、待乳山聖天の大根まつり・大般若講にお邪魔しました。待乳山聖天は聖天さま(大聖歓喜天)を祀り、毎年1月7日は本堂で大般若法要が行われます。
本堂内には多くの講員が集まり、篤い信仰を目の当たりにしました。
大根は聖天さまの供養に欠かせないお供物とされています。身体と心の邪気を外に出すといわれ、大量の大根のお供えがありました。お供えされた大根をふろふきに調理して、お神酒と共にご参詣の皆さんに振る舞われました。本堂の彫物や石碑などに大根が描かれており、聖天さまのシンボルであることがうかがえます。
雷門周辺とは対照的に、こちらは地元の方々が年中行事として参加しているものでした。

待乳山聖天 大根まつり
シンボルマークの大根

宮本卯之助商店は創業文久元年(1861年)の老舗の祭具店です。太鼓や神輿、獅子頭など日本の伝統的祭礼に欠かせない楽器・道具を制作・修理しています。
今回、太鼓や神輿の製作・修理工程の見学をさせていただき、職人の方々からも詳しい解説をしていただきました。
ご厚意により少し体験もさせていただき、貴重な経験となりました。
太鼓や神輿、獅子頭など物質文化によって祭礼が支えられていることを改めて勉強させていただきました。

職人さんと店舗前で記念撮影。
ありがとうございます!!

あいにくの天気でしたが、充実した巡見になりました。