能楽鑑賞に行ってきました

日本文化学科では、日本の伝統芸能に触れるべく、毎年1~3年生を対象とした鑑賞会を実施しています。
3年次では能楽の鑑賞会を開催しています。

6月28日、宝生会が主催する「夜能~夜楽の調べ~」の鑑賞にいきました。会場は宝生能楽堂でした。
はじめに鼎談形式の解説があり、長唄「島の千歳」、能楽『土蜘』、仕舞「小袖曽我」「松風」「富士太鼓」が披露されました。
『土蜘』では実技科目「日本文化実技Ⅵ(能の仕舞・謡い)」を担当する和久荘太郎先生が源頼光として出演されています。


*学生の感想*

  • 視覚的に楽しく、わかりやすかったです。土蜘の話は何となく知っていたこともあり、膝丸が蜘切に改名するシーンが見れたのが個人的に楽しかったです。また、土蜘の糸の小道具なども面白かったです。
  • 能を実際に鑑賞するのは二回目でした。一回目に鑑賞した「殺生石」と比べて、今回の「土蜘」は動きが多く、非常に面白かったです。特に、頼光の枕元に一人の怪僧(大毒蜘蛛の化身)が現れた場面と、後半の大毒蜘蛛と独武者が攻撃し合う場面は迫力がありました。能はどうしてもゆっくり動くイメージが強いですが、今回のような動きが多い演目は能を初めて鑑賞する人にとっては見やすいと思いました。
  • 役者の方々が舞台に上がったら、姿勢よく、無駄な動きをしない様に引き込まれました。能を見たのは初めてでしたが、あらすじの説明があり、わかりやすい内容でした。能の独特の歩き方や振る舞いがとても美しかったです。謡が少し説明をするような内容だったので、聞きやすく、わかりやすかったので、気軽に行けるかもと思いました。
  • 事前に見所として紹介されていましたが、土蜘が手から白い糸を出すシーンはインパクトがあり、よく覚えている箇所です。糸を飛ばした瞬間、会場から「おお~」と声があがり、その後も皆で糸が上手く出せるか若干ドキドキしながら見ていた部分があったように思います。