社会生活入門―園児とのふれあい交流―

6月13日(木)、生活文化学科必修科目「社会生活入門」では、川村学園女子大学附属保育園にて、4・5歳児との交流実習を行いました。保育園の様子を見学し、実際に子どもたちと触れ合う中で、今後授業で取り上げる少子化、待機児童、児童虐待、子育て支援制度等の子どもを取り巻く環境や社会問題に関心を高めるきっかけともなりました。

0歳児とご対面!うわー!泣かれそうです。
1歳違うだけでこんなに成長するんですね。
2歳児とダンス!
給食室もちょっと見学
4・5歳児に負けてはいられません!

4・5歳児との触れ合い遊び! 一緒に頑張ろう!

待ち時間は応援!
ありがとうございました!
園児たちと別れた後、山﨑園長先生に幼児の発達についてお話を聞きました。
先輩である栄養士さんの姿は未来の私?

栄養士の先輩である山﨑さんのお話を真剣に聞く学生たち

■学生たちの感想

・調べていくうちに、保育園には見える配慮と見えない配慮がなされていることがわかりました。また、それは子どものためだけではなく、保護者への安心にも繋がることがわかりました。実際に子どもたちは楽しそうにしており、危険とは無縁そうでした。これには保育士さんたちの配慮がなされていると感じました。(A. M.)

・「保育園実習」と聞いた時、普段小さい子どもたちと関わる機会がないため不安でした。しかし、子どもたちと触れ合ってみると、苦手意識はなくなりました。一人一人が何事にも楽しく全力で取り組んでいて、パワーをもらいました。保育士の先生方が全力でリズム運動や体操をしていて、だからこそ子どもたちも全力で行動するのではないかと考えました。栄養士の方はアレルギーなどをふまえて献立を毎日考えることは本当に大変だと感じました。この実習で新しい発見や学びがたくさんあり、有意義な時間を過ごすことができました。(K. H.)

・保育園・幼稚園の記憶は大人になるにつれ、ほとんど思い出せないものになってしまいますが、確実にその人の基礎をつくる大切な時期なので、これからも保育園について、活発な議論の交わされる世の中であって欲しいと考えました。(N. K.)

・今回の実習で園児と触れ合ってみると、性格も能力も当たり前だけど、皆違っていました。そんな中で集団生活をすることによって、社会性を身につけていくのだと思いました。園児のことを大切に思って、信頼関係を築いている先生方がいるから、保護者は安心して子どもを預けられるのだろうと、今回の実習で学ぶことができました。(K. K.)

・実習で気がついた保育園での配慮事項として、棚の角のクッション材、一人一人に災害用のヘルメットが用意されていること、ドアの鍵が上に方についており、勝手に開けられないようになっていること、活動に無理やり強制させないこと、法に基づき子どもに対する先生の人数を変えていること、給食において薄味にしていることなどです。主に、園児の安全性、個性を認めること、味覚を鍛えることでした。―中略― この実習の前は子どもと交流することは嫌だなと思っていました。しかし、園児はとても素直で楽しい時間を過ごしました。保育園の設備を見られる機会はないため、とても貴重な体験になりました。(S. S.)

・今回の保育園実習を通して、保育園は子どもにとって成長できる場所であり、乳幼児にとって欠かせない場所だと納得できました。 ―略― しかし、近年待機児童問題が深刻化しており、保育や地域の子育て支援を向上させていくべきだと感じました。(Y. N.)