「コミュニケーション能力基礎演習」-コミュニケーショントレーナー横溝佳侑先生とともに-

6月5日(水)、生活文化学科では2年生必修の「コミュニケーション能力基礎演習」(担当:今井・大坂・叶内・齋藤)において、コミュニケーショントレーナーとしてご活躍の横溝佳侑先生をお招きして、講義と演習指導をしていただきました。
まずは、コミュニケーションとは何か、その本質を理解するため、グループディスカッションを行いました。それぞれがこれまで歩んできた背景や価値観の違い等による「フィルター」を持っていること、コミュニケーションギャップを減らすため信頼関係を構築すること、今後も引き続き練習していく必要性など、強く感じた授業でした。

元気いっぱい明るい横溝先生!
最初は緊張気味だった学生たちもテーマごとに和やかに話し合っています。

発表も楽しそう?!
熱のこもった講義に学生も真剣に耳を傾けています。
先生や学生同士の対話、盛り上がり中!

自分の考えを伝えられたかな?!

■学生のリフレクション・カードより

・コミュニケーションとは、「意思の疎通」であることがわかった。―中略― コミュニケーションで最も大切なことは信頼関係である。相手の話も同感ではなく、共感することが大切である。そして、自分が言ったことが相手に伝わらない原因として、「フィルター」にかかっていることも知った。つまり、自分の伝えたいことが正確に伝わらなくても当然であるので、コミュニケーションを練習して、相手のことを理解し、尊重することが大切であることも学んだ。(R. M.)

・私は人と話すのが苦手で気の許せる友人も少なく、なかなか心を開けずにいました。しかし、それは相手のことをちゃんと知ろうとしない、自分のことをちゃんと伝えようとしないからだと気づきました。もっと相手に歩み寄って積極的に自分から話題をみつけて、少しずつ話していこうと思いました。また、私は表情が硬いと言われてしまうことが多いので、もっと笑顔で人と接したいと強く思いました。ためになる楽しい講義でした。(K. A.)

・コミュニケーションをとるうえで、自分の意見や言葉がそのまま相手に伝わっていないと考えながら話すという当たり前の考え方が、自分に足りていなかったことに気がつきました。―略―(A. O.)

・テセウスの船のことを話し合ったときに、「同じ」という言葉のフィルターを実感できたことが面白かった。―略―(M. F.)

・コミュニケーションと一口に言っても、その意味はさまざまであることや、価値観の違い等の理由で、聞く側、話す側で大きく認識が変わってしまうこと、物事自体は無色であり、人のフィルターを通すことで、たくさんの意味をもつことを知ることができました。連想ゲームやテセウスの船の話など、ゲーム感覚で学べて、楽しく勉強することもできました。(H. T.)

・私はコミュニケーションをとることが苦手だったが、今回の授業で、少しグループの中で自分から意見を言えるようになった。さまざまな人がいるため、一人一人意見を持っていた。その意見を共有するためにも意見を交換することや、コミュニケーションをとることが大切であることが分かった。人の意見を否定せず、取り入れながら意見を言うことは難しかった。就職活動のためにも、自分の意見をもって、人に上手に伝えられるよう頑張りたい。(K. Y.)