卒業論文に向けて奮闘中

大坂ゼミでは新3年生を迎え、就職活動の話やゼミの紹介をしながら、まったりとティータイム。

大学がある我孫子市や千葉県の地域活性化、六次産業化に協力するため、野菜を使ったスイーツの商品開発を続けています。

また、形が不ぞろいのために、評価が低くなってしまう美味しい野菜、消えかけている伝統野菜をよみがえらせたいと研究をしています。

今年度のゼミの4年生は4名です。卒業論文では皆、千葉県産の野菜を使った商品開発をしています。野菜はジュースやピューレに加工してから、それぞれのテーマに合わせたスイーツなどの開発を行います。

Aさんは野菜の風味を活かした焼き菓子を開発中です。生地を均一の厚さに伸ばすことで仕上がりも良くなることから、商品化の大切なポイントになります。

Bさんは増加傾向にある食物アレルギーの方にも食していただける食品を検討中です。焼け具合を心配していましたが、薄い色に焼きあがったので、加える野菜の色が活かせそうです。

Cさんは野菜の色に着目して、花束のような色とりどりのお菓子を開発しようとしています。お菓子のレシピ作りは商品化の第一歩です。これが指標になるので、形も同じになるように神経を使って切ります。

Dさんはお洒落な野菜スイーツがテーマです。レシピの違いによるできあがりを観察し、野菜の使い方を検討中です。バラの形で美味しさを引き立てます。

試作が終わると全員で試食しながら検討会を開き、商品化のためのヒントを出しあいます。結構厳しい意見が飛び交います。

12月の卒業論文提出に向け、試作の日々が続きます。