新しい先生を紹介します 大西克典(おおにし かつのり)先生です!

4月から史学科に新しいスタッフが加わりました。
大西克典(おおにし かつのり)先生です。
自己紹介していただきました。

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史学科 大西克典先生

今年から史学科でお世話になる大西克典と申します。

本学では主に西洋史関連の科目を担当しますが、私の研究対象は18世紀のイタリア、特にイタリア中部のトスカーナ地方です。

18世紀のイタリアと言われても、皆さん何のイメージも抱かれないかもしれません。

ルネサンス、国家統一、ファシズムなどは高等学校の世界史で勉強しますが、その間の時代などよく分からないし、関心もないというのが正直なところではないでしょうか?たしかに当時はイタリアという国そのものが存在せず、イタリア半島には多くの小さな国々がひしめき合っていました。

そのうえ、これらの国々のいくつかはハプスブルク家やブルボン家などイタリア半島の外に出自をもつ家系によって支配されています。

歴代のトスカーナ大公が住んだピッティ宮(撮影 大西先生)
歴代のトスカーナ大公が住んだピッティ宮(撮影 大西先生)

中世以来多くの政治勢力が押し寄せてきたイタリア半島の歴史は、たいへん複雑ですし、単純にイタリア半島だけに焦点を合わせただけでは理解できないことも多いです。

ですが、イタリア半島に視点を据え、ヨーロッパの歴史を見ていくことで、高校までの世界史とは少し違った角度から西洋史を見ていけるのではないかと考えています。

18世紀の手稿文書(撮影 大西先生)
18世紀の手稿文書(撮影 大西先生)

 

興味がわいてきた、もっと知りたいという方は、お声掛けしてみてはいかがでしょうか。