公開講座「現代(いま)を生きる光源氏」(9/22開催)の報告

9月22日(土)、日本文化学科の公開講座「現代(いま)を生きる光源氏」が行われました。
『源氏物語』は現代語訳や漫画、舞台など、様々な形に姿を変えながら、私たちと一緒に現代を生きています。現代における『源氏物語』のあり方から、その魅力に迫っていこうという企画でした。

司会は本学科の千野裕子が務め、講師として三村友希先生、橋本ゆかり先生をお招きしました。

三村友希先生は「光源氏と女、妻、母たちの源氏物語――本文・現代語訳・漫画から――」と題し、紫の上の描かれ方を中心に、様々な現代語訳や漫画化作品についてお話しくださいました。『源氏物語』の現代語訳の歴史は、与謝野晶子に始まって、100年にもなるのだとか!

橋本ゆかり先生は「恋する瞬間(いま)! 宝塚歌劇と光源氏」と題し、宝塚版の『源氏物語』についてお話しくださいました。宝塚版には、『源氏物語』を詳しく知らないお客さんでも世界観に浸れるように、舞台ならではの表現の工夫がされているのですね!

ラストは司会もまじえて話を深めていきました。

短い時間ではありましたが、現代における『源氏物語』の魅力をお伝えできたのではないかと思います!
ご来場、ありがとうございました。