研究室探訪~二上政夫先生

第3回は、二上先生のお部屋にお邪魔しました。
学生には学芸員課程の先生として知られていますが、
二上先生のご専門は古生物学。
とくにアンモナイトのスペシャリストです。

お部屋には、本物の化石標本がぎっしり。
まず入り口には、博物館にあるようなケースが、ででん!


とがってる黒いのは、ティラノサウルスの歯なんだそうです。
で、でかい・・・私の手くらいあります。
かまれたら痛そうですね。


引き出しからは、本物の化石を使ったアクセサリーが出てきました。
小学生用のイベントで、学生が作ったものなんだとか。
奥にある貝は北海道でとれたもの。
コハクはロシア産。
手前の大きいのは、我孫子市でも出土するカシパンウニ。
菓子パンに似てるから命名された、ということです。
そ、そんな理由で命名しちゃうんですか・・・

本棚には、恐竜の模型がたくさん。
これは古生物学の授業で使うもの。
化石を分類するためには、
特に頭の部分の「穴」が大事なので、
頭だけの模型を使って説明しているそうです。

机の横には埴輪のレプリカもありました。
授業では、これを壊して、接合する練習に使うんだとか。
石膏で型をとって、彫刻刀で模様をつけたりもしているそうです。
工作みたいで、楽しそうですね。

 

化石を手に取って説明してくださる二上先生は、
ニコニコして本当に楽しそうでした。
学生の皆さんも、ぜひ一度訪ねてみてはどうでしょう。