史学科 辻 浩和 准教授 第35回日本歌謡学会志田延義賞を受賞!

平成30年5月19日(土)杉野服飾大学にて、史学科 辻 浩和 准教授が、その著書『中世の<遊女> 生業と身分』(京都大学学術出版会2017年3月)により、日本歌謡学会志田延義賞を授賞いたしました。

<『中世の〈遊女〉―生業と身分』の概要>

遊女というと、売春を行う女性で、遊女屋の主人に奴隷的に使役されていたというイメージが一般的ですが、中世の遊女は、売春だけではなく芸能や宿泊業などさまざまな活動を行い、またそうした営業を遊女自身が自立的・主体的に行っていました。この本では、そうした中世遊女のありようを支える仕組みとその変容について考察されています。