新任教員ご紹介 伊藤 純先生です!

獅子舞を片手に笑顔の伊藤 純先生

文学部日本文化学科講師 伊藤純です。 

今年度(2018年度)の4月から日本文化学科の教員に加わりました。日本文化学科では民俗学に関連する科目を担当しています。専門は民俗学で、とくに日本の芸能の歴史や現在置かれている環境について調査・研究をしています。どうぞよろしくお願いいたします。 

さて、民俗学では文献調査だけなく、フィールドワークと称して各地に出かけます。優しい人、怖そうで優しい人、怖そうで実際に怖い人などなどに出会い、色々な人と交わり、じっくりと耳を傾けます。私も相手も話し疲れてヘトヘトになるぐらい話をしたり、行動を供にすると、そこの文化や生活のなかに、歴史や生きる知恵があり、思いもよらない社会システム・権力関係が見え隠れすることに気づかされます。 

私じしん毎年、生まれ育った地元(栃木県旧今市市)で獅子舞を踊っております。中学校の2年生か3年生のころに、友人に連れられて地区の神社で奉納される獅子舞に参加したのがきっかけです。だからなのか、いつの間にか芸能に興味をもち、アレコレと調べるようになりました。そう振り返ってみると、とても個人的な生活経験をもとに民俗学を学び始めたといってよいかもしれません。 

民俗学は身近な生活文化を対象としてきた学問ゆえに、良くも悪くも無節操な学問です。このブログを見ているみなさんの興味・関心事は、おそらく民俗学の射程に入るものが多いかと思います。「このテーマ、民俗学でできるかな?」と思ったら、気軽に声をかけてください。