このブログでは川村学園女子大学で開設されている共通教育科目の内容をご紹介しています。今回取り
上げるのは、本学文学部日本文化学科の千野裕子先生(古典文学専攻)がご担当の「文章表現法」。学生
の皆さんに楽しかった共通教育の授業をきくと、必ず名前のあがる授業です。
この授業では大学での学びの基礎となる「文章を書く」という行為に、様々な角度から迫っています。例
えば、先生からの講義だけでなく、次のようなワークが行なわれていきます。
・箇条書きを文章にする/長い文章を箇条書きに分解する
・あいまいな文章を自分で訂正する/ねじれた文章を訂正する
・失礼なメールを、失礼ではないメールに書き直してみる(敬語の実践)
・幼い表現を賢そうな文章に書きかえる
千野先生によれば、この授業にはいくつかの目標が存在するとのことです。
一つは、受講生ひとりひとりのレポートを書くスキルを高めること。就職活動に際し、エントリーシート
を書くのにも役立つでしょう。「ダメだ、なおさなきゃ」を自分でできるようになってもらうことが、一
つの大きな目標とのことです。
ただ、この授業の魅力は、そういう実際的なものばかりではありません。千野先生は、文章を書くこと
の楽しさを感じてもらうのとともに、授業をきっかけに「書く」ということへの考察につながればと、考
えていらっしゃいます。
日本人であれば誰でも使えるようでいて、日本語の文章表現には学びと練習が不可欠の部分がありま
す。
千野先生と一緒に美しい文章の書き手を目指しませんか?