教員新刊紹介・授業案内「日本女性史(2)」

川村学園女子大学の史学科では、女性史に力を入れています。

「日本女性史(1)」「日本女性史(2)」「外国女性史」の3科目が開講されている点は、ちょっと他にはない特徴だと思います。

 

今日はその中から、「日本女性史(2)」を紹介します。
この授業では、平安時代から現代にかけての出産と育児について学びます。出産や育児なんて、いつの時代も同じじゃないかと思うかもしれません。でも歴史的に見れば、生み方も育て方も、今とは全然違う方法で行われていました。その多様性を知ることで、今「当たり前」と思っていることが、実は当たり前ではないのだということがわかるでしょう。

待機児童問題など、子育てをめぐる議論が盛んな今こそ、この授業で歴史のなかの子育てについて学んでみてはいかがでしょうか。

講師の辻浩和先生は、最近『中世の〈遊女〉 生業と身分』という本を出版されました。中世の遊女は、江戸時代以降の遊女とどう違うのかが詳しく説明されています。

この本の中では、遊女の子育てについても少し触れられています。
関心のある方は図書館で手に取ってみてください。

 

8月26日のオープンキャンパスでは、辻浩和先生による体験授業が行われます。みなさんぜひいらしてください!