博物館で働く 2

明けましておめでとうございます。

みなさんお正月はいかがお過ごしでしたか。

史学科のブログでは昨年末より、史学科の卒業生で、博物館で働いている先輩の今と、寄せられたメッセージを紹介しています。

今回はその第2弾、竹久夢二伊香保記念館で働くN.Mさんです。

 

中学生のときに好きだった大河ドラマがきっかけで、歴史に興味をもったことが始まりだったと思います。両親にドラマゆかりの地に連れて行ってもらい、そこで訪ねた博物館で学芸員という仕事があることを知りました。

しかし就活の時を迎えて、結局は地元の健康食品会社に就職を決めようとしていた矢先、やはり学芸員の仕事に未練があって各地の博物館・美術館のHPを見ていると、たまたま職員募集の記事が目に留まりました。それが今の勤め先である竹久夢二伊香保記念館です。

当館は伊香保温泉のほど近くにあり、来館者は旅行がてら立ち寄られる方が大半です。特に紅葉の時期はにぎわい、団体客を案内することもあります。学芸員というと研究室などで静かに仕事をするイメージかもしれませんが、観光地という立地の性質上、お客様の案内が主な業務です。夢二と伊香保のことをよく知らないという方が当然多いので、少しでも分かりやすく、楽しんでいただくために、おもてなしの心でご案内をしています。勤続5年目の現在は、作品の展示や管理、解説を担当する学芸課主任という立場になりました。

大学時代は、学芸員の勉強をしながらも“実際なれるわけないよな…”、と正直思っていました。

でも、全国各地には、博物館、美術館、資料館と名の付く施設がたくさんあります。ですから必ずチャンスはあるはず。諦めないことが大事です!

案内の様子です
案内の様子です
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記念館の外観です
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特別記念室です