【授業紹介】非行・犯罪心理学「詐病」について

非行・犯罪心理学 授業紹介「詐病」について 

 授業のはじめに、簑下先生から特別講師の小畠秀吾先生(国際医療福祉大学大学院)のご紹介があり、続いて小畠先生から「詐病について」の貴重なお話をして頂きました。

 先生は、司法精神鑑定を20年余り継続して実施し、これまでに300件以上手がけていらっしゃいます。

また、性犯罪者のグループ療法を実施するなど日本の犯罪学のパイオニアです。

 今回は、司法精神鑑定で出会った詐病者(精神病のふりをして受刑を免れようとする人)の実例と、昔日本で起こった有名な三芸プロの詐病事件の詳細などを解説してくださいました。

また、統合失調症患者の逆詐病(疾病隠匿:病気を隠そうとする)、拘禁反応(単調な閉鎖空間で健康な人にも起こりうる幻覚妄想状態)などの詐病と似ている症状についても紹介してくださいました。

ノートを熱心にとる学生達