特別講義「おいしさの科学」

 調理学実習、調理学実験の授業では、2年生を対象に、味の素株式会社 澤様をお迎えして、特別講義「おいしさの科学」のご講演をいただきました。

真剣に講義を聞く様子です。

これから基本味(甘味、塩味、酸味、苦味、うま味)の試飲をします。

どれがどの味かあてられるでしょうか?

学生たちも悩んでいました。

味の相乗効果を感じる試飲では、同じ濃度でも、より味を強く感じることが実感でき、歓声が上がりました。

 

 うま味は昆布、鰹節、トマト、チーズなど多くの食品に含まれていますが、母乳にも豊富に含まれています。うま味と甘味は赤ちゃんがはじめて感じる味です。赤ちゃんもうま味は大好きな味なのですね。

 

 今、うま味は世界で注目を集めています。ユネスコ無形文化遺産に登録された「和食:日本人の伝統的な食文化」にはうま味たっぷりの「だし」は欠かすことができません。

世界に広がるうま味を生かした、日本の伝統的な食文化を私たちも大切に継承しなければいけないと講演を通じて、改めて感じました。

 

貴重なご講演をありがとうございました。