新入生オリエンテーション

4月7日に新入生オリエンテーションを行いました。
今年度は東京都王子にある旧古河庭園、渋沢史料館、紙の博物館を見学しました。

あいにく当日は土砂降りの雨、最初に訪れた旧古河庭園は屋外の見学を断念し、旧古河邸(大谷美術館)の建物内をじっくり見学しました。
(こころよく対応してくださった美術館の皆様にお礼申し上げます。)

旧古河邸は古河財閥三代目当主、古河虎之助の私邸として1917年に完成しました。ジョサイア・コンドルの設計による洋館で、英国貴族の邸宅にならった古典様式とのことでしたが、2階には和室が数室あり、見事な和洋折衷建築でした。

昼食後は、王子の飛鳥山公園内にある渋沢史料館を見学しました。渋沢史料館は戦前の大事業家である、渋沢栄一の生涯と事績に関する資料を展示した博物館です。川村学園のOGの方が学芸員として勤務されており、川村学園と渋沢栄一との交流に関するお話をうかがいました。

続いて、同じく飛鳥山公園内にある紙の博物館を見学しました。王子は日本における洋紙発祥の地とのことですが、古代にさかのぼる紙の歴史、紙の製造方法について学びました。

雨により旧古河庭園の洋風庭園、和風庭園を見学できなかったことはとても残念でしたが、その分新入生の交流の時間が増えました。また博物館の見学を通して明治期以降の日本の歴史を学ぶ、史学科らしいオリエンテーションになりました。

 

shigaku_news_20160407-01  shigaku_news_20160407-02

旧古河庭園にて              紙の博物館にて