授業紹介:地理歴史科教育法

川村の史学科では中学校社会・高校地理歴史の教員免許を取得できます。そのためには通常の歴史と地理の勉強に加えて、教員の仕事を理解するための様々な授業をとる必要があります。
 
そうした授業のなかで、教室で授業をすることと密接に関わるのが「教科教育法」という科目です。そして高校の日本史や世界史の教員になりたいという学生は「地理歴史科教育法」をとらなければなりません。
 
では、実際にはどのようなことをこの科目で学んでいるのでしょうか。
 
高津先生が担当する「地理歴史科教育法」では、まず地理歴史科では何を教えることが定められているかについて講義を受けたあと、1時間1時間ごとの授業の構成を考える指導案作り、それに基づく模擬授業を行います。時間的な制限や教わる側の立場を考えての指導案作りは、普段の歴史の勉強とは違った難しさがあります。高津先生も授業内での指導だけでなく、指導案をもって研究室を訪れる受講生にも、みっちりアドバイスをしています。これも少人数教育を重視している川村ならではのやり方かもしれません。
 
 

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模擬授業の様子