鶴史会大会報告

10月24日に、鶴史会大会を開催しました。
鶴史会は史学科の学生・卒業生・教員からなる組織で、数年に一度同窓会を兼ねた大会を開いています。
 
鶴雅祭一日目と大学全体の同窓会と日程をあわせた今回の大会では、京都大学の金澤周作先生に講演をお願いしました。イギリス史を専門とする金澤先生は川村で長いこと教鞭を取られていました。
 
「『セーブ・ザ・チルドレン』創設者エグランタイン・ジェブの生涯ー戦争・平和・子ども」と題する講演では、現代を「暴力と無関心」の時代と捉えた上で、こうした状況に立ち向かい、第一次大戦後に子どもを救うべくNGO「セーブ・ザ・チルドレン」を立ち上げた彼女の一生を追いながら、女性には男性にはない独自の感性から現代の問題に取り組む資質があるのではないかと聴衆に問いかけました。力強いメッセージをもった熱のこもった講演に、学生・卒業生だけでなく一般の参加者もいつしか引き込まれていました。
 

 

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講演に続いて食堂で懇親会を行いました。梅村先生の乾杯のあとに、友人同士、また先生たちとおしゃべりをしながら楽しいひとときを過ごしました。
 
 

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残念ながら、仕事や子育てに忙しいためか卒業生の参加はあまり多くはありませんでした。次回の大会では一人でも多くの卒業生と再会したいと教員一同願っています。