心理学への招待 vol.2
WEBで学ぶ心理学:マーティン・セリグマンのポジティブ心理学 TED
前回の「心理学への招待」でも取り上げたTEDというサイトから,
心理学者セリグマンが「幸福」について論じている講演を紹介しましょう。
セリグマンは,動物を用いた心理学実験から,「学習性無力感」という考え方を提起しました。
後に,アメリカ心理学会の会長もつとめ,現在は,人間の長所や
幸福な生き方を重視するポジティブ心理学を提唱しています。
この講演では,現代の心理学が何をめざしてきたのか,
についての彼の意見をもとに,
人間の長所を研究することが大切であることを主張しています。
また,人間が幸福である,とはどのようなことなのかを,
心理学的の実験(無作為配分と盲検法*)のデータをもとに論じています。
彼は,人間の幸福の3つのありかたを論じています。
あなたは,どのように考えますか?
*無作為配分と盲検法
薬の効果を科学的に検証する場合などに用いられる実験方法で,
実験群(薬を与える)と統制群(薬を与えない)に,被験者を無作為に配分して,
実験後に両群を比較して薬の効果を検証する。
その際に,統制群に偽薬をあたえて,
実験の意図を被験者にわからなくすることを
盲検法とよぶ。これらの方法は心理学の実験でも用いられる。
ビデオは日本語の字幕つき,約23分です。
この研究は,授業(心理学演習,実験心理学特殊講義)のなかでも取り上げられます。
内容
現代の心理学は何をめざしてきたか
人間の3つの幸福
TED