成田山新勝寺を見学しました。

6月20日(土)、「生活空間と美術」・「日本の美術(1)」の学外授業として、成田山新勝寺を見学しました。

新勝寺は平将門の乱を鎮めるために派遣された寛朝僧正の創建とされ、僧正が将門を調伏するために祈祷した不動明王像が現在のご本尊であるといわれています。江戸時代には江戸市中でご本尊の出開帳がたびたび行われて夥しい数の参拝者を集めました。今日でも初詣の賑わいがその信仰の高さを物語っています。

 

見学は1年生から4年生まで計20名が参加しました。成田山は今回が初めてという学生がほとんどだったので、午前10時から午後1時まで、広い境内をじっくりと見学しました。本尊を祀る大本堂をはじめ、総門、仁王門、三重塔、釈迦堂、光明堂、平和の大塔などたくさんの建造物を廻り、堂内の仏像や欄間、天井画などを観察しました。とくに釈迦堂ではボランティアさんの解説も受けることができ、堂の周囲にある「二十四考」と「五百羅漢」の著名な浮彫について貴重なお話を聞くことができました。

 

梅雨の合間の暑い夏日でしたが、歴史のある寺院を自分の足で歩いて直に目で見たことで、仏教美術や文化について理解が深まったことと思います。最後は参道でソフトクリームを食べて解散しました。こうした学外での見学は今後も機会を作って行いたいと思います。

仁王門

仁王門

釈迦堂の「五百羅漢」浮彫

釈迦堂の「五百羅漢」浮彫