国際英語学科助教のマクシム・シャバリン先生とシャーロット・ゴフ先生は、目白キャンパスの共通教育科目の授業を英語で教えています。
シャバリン先生は、「日本の政治と国際社会」を、ゴフ先生は、「美学」と「女性文化史」を担当しています。
授業を見学させてもらいました。「日本の政治と国際社会」では、シャバリン先生は学生の隣に座り、用語を書いてみせたりしながら日本の行政について英語でていねいに説明していました。学生は「“自治体”や“行政サービス”については日本語でもあまり考えたことがなかったのに、英語で教わるのはたいへんです」と言いつつがんばっていました。
「美学」の授業では、ゴフ先生は美術作品をパワーポイントで紹介しながら、「焦点」(Focus)、「比率」(Proportion)、「均衡」(Balance)など、作品の「構図」(Composition)に関する概念を具体的に解説していました。学生たちは先生がときどき投げかける英語の質問に一生懸命答えていました。
「英語を学ぶ」のでなく「英語で学ぶ」ことは、英語を自分の目的を達成するための「ツール」としてとらえ、より実践的な英語運用能力を身につけるために最適な方法です。助教の先生方の授業を受けている学生たちはこの1年で大きく力を伸ばしてくれると思います。
(N. Hishida)