新入生オリエンテーション:千葉県野田市

4月7日に新入生オリエンテーションを行いました。

 

あいにくの天気でしたが、史学科の新入生は教職員全員、先輩数名とバスに乗り込み、千葉県の北西端、野田市関宿に向かいました。

 

利根川と江戸川の分岐点に位置する関宿は、近世以降は交通の要所として栄えましたが、同時に長年にわたる治水・利水の努力が重ねられた場所でもありました。

 

最初に訪れた「関宿城博物館」では、そのような利根川の治水の歴史をまとめた展示と近世関宿藩に関する史資料を見ました。くずし字で書かれた文書も多く展示されていましたね。勉強を進めていくうちにどれだけ読めるようになるか楽しみです。

 

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関宿城博物館での集合写真

 

 

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あいにくの雨で公園の散策はできず桜と菜の花は展望台から見るだけでした

 

 

続いて、ちょうど今年で70年周年を迎える太平洋戦争終戦時の総理大臣である鈴木貫太郎を記念して作られた「鈴木貫太郎資料館」を見学しました。学生たちが入るだけでいっぱいになってしまう小さな資料館でしたが、日本近現代史の西川誠先生による鈴木の生涯と功績についての解説を聞きながらの見学は史学科のオリエンテーションならではのものでした。

 

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昼食も新しい友達・先生とお喋りしながら和気あいあいと食べました。

 

 

昼食後は、野田の地の利を活かして発展した醤油作りを知るべくキッコーマン「もの知りしょうゆ館」を見学しました。醤油工場見学は千葉県出身の学生にとっては小学校の社会科見学の定番ですが、歴史を学び始めた学生には新たな発見があったかもしれません。また大学入学を機に一人暮らし・自炊を始めた学生にとっても自分の食生活を見つめ直す機会となりました。

 

翌日からは早速授業が始まっています。

 

これから4年間、充実した大学生活を送ってください。