新春の出光美術館で、物語絵を堪能しました!

 

 こんにちは! 日本文化学科の森田直美です。今年もよろしくお願いいたします。
 さて、1月10日(土)、私が担当する古典文学関連の授業を受講している学生のみなさんと、出光美術館「物語絵―〈ことば〉と〈かたち〉―」を鑑賞してきました。

 新春にふさわしく、豪華な屏風絵や絵巻が多く出品され、見ごたえ十分の華やかな展示でした。

 古典文学と絵画は、とても深い関係にあります。文学が絵画を生み、また時には絵画が、新しい作品の解釈を生み出すこともあります。

 私の講義では、時々そうしたことをお話していますが、今回、目の前で物語絵を見ることができ、大変よい学びの機会になったと思います。

 

 学生の方々は熱心に作品を鑑賞し、力のこもった感想を寄せてくれましたので、下にいくつかご紹介します。

 

● 私が特に気に入ったのは、「扇面貼交画帖」です。

 桃山~江戸時代のもので、草花や動物、そして『源氏物語』などが描かれた22枚の扇が、アルバムのように綴じられています。

 とにかくインパクトのある金色で、ただならぬオーラを感じ、気圧されました。(R.I.さん)

 
● 『伊勢物語 富士山図屏風』は、旅の主従と富士山だけが描かれたシンプルなものでしたが、画面端にひかえめに描かれた人物に対して、富士山がダイナミックで迫力があり、目を引かれました。(M.K.さん)