授業紹介:アジア史演習(1) 東アジア史ゼミ

今回ご紹介するのは、東アジア史を扱う高津純也先生のアジア史演習(1)です。

話好き・話上手の高津先生のゼミはいつも賑やかなようです。以下が学生による紹介です。

 

 

今年(2014年度)の高津ゼミは比較的少人数ということもあって、先生の研究室で授業を行っています。私は研究室と聞いただけで、とてつもなく緊張しましたが、いざ授業が始まると、先生の研究室だからという緊張感もなく、お話し好きな高津先生のノンストップなお話から始まり、和やかなムードの中で授業をしていきました。

 

さて、この個人的な感想に続き、ゼミの雰囲気についてお話していきます。授業開始を知らせるチャイムが鳴り、みんな席について授業を始めます。…と思いきや、お話好きの先生による普段の授業では聞けないようなお話が始まります。先生の留学先での出来事(これがまた、私たちにとって、え?いやいや、ありえないでしょ!て思う話ばっかりです。笑)や私たちのしょうもない質問(70~80年代のアイドルの話とか。笑)、時には真面目に来年の卒論についてなどなど、ゼミではたくさんのお話をしていただけます!もちろん授業時間以外でも話し掛けて下さり、とても楽しいですよ!

 

では、みなさんが最も気になるであろう、授業の内容についてお話しします。前期と後期で大きく内容が違います。まず前期の授業ですが、「塩鉄論」という、前漢の朝廷で開かれた塩や鉄の専売制などを巡る討論会の記録を読み解くことから始まりました。

 

しかし想像がつくとは思いますが、史料は全て漢字です。しかも返り点などが一切ない漢字のみが書かれた漢文です。2年時に高津先生の文献講読の授業をとっていなかった私にとって、高校生以来の漢文で…とてつもなく苦戦しました(泣)。大変でしたが、基本的な辞書の使い方から始めて下さったので、授業に臨みやすかったです。

 

授業の流れとしては、学生がそれぞれの担当部分を訳して発表→先生による訳の解説→先生に指定された事柄などについて個人的に調べ、レジュメを制作→次週発表→場合によって追加資料・再度調べ直す→次週発表、でした。

 

後期は、「これがゼミだ!」と実感する内容に入っていきます。東アジア史に関係していて、自分が興味を持った内容について調べ、発表をしていきます。何を調べたらいいのかわからない人は、一度先生に相談してみて下さい。きっと的確なアドバイスをして下さるはずです。

 

この個人発表ですが、一人一人の個性が出ているにもかかわらず、先生は博識でいらっしゃるので、何を発表してもたいてい私たちよりも詳しい知識をもっていらっしゃいます。そのため、補足やちょっとした解説もして下さるので大変勉強になりますが、発表する私たちは毎回ハラハラドキドキしています(苦笑)。…とまぁ、こんなことを言った後に言うのもおかしいかもしれませんが、難しく考えすぎず個人発表に臨んでいいと思います。

 

ゼミの内容・雰囲気はだいたいこのような感じです。この文章で挙げたことは、まだまだゼミの一部に過ぎません。書き切れなくて困るほどです。東アジア史に興味がある方、高津先生の楽しいお話を聞きたい方は、ぜひぜひ高津先生のゼミにいらして下さい!