今回の授業紹介は、山本由美子先生の「宗教史」です。
この授業のテーマは、古代イラン（ペルシア）に成立したゾロアスター教です。あまり馴染みのない宗教かもしれませんが、世界を善の神アフラ・マズダと悪の神アーリマンが戦う場として捉えたゾロアスター教はその後の様々な宗教に大きな影響を及ぼしました。
この講義では、人々を魅了した世界観をはじめとするゾロアスター教の特徴、その変遷や政治との関わりを追いながら古代オリエントの社会や文化に迫ります。
ちなみに「宗教史」は平成27年入学者からは、「アジア宗教史」と科目名が変更になります。他にも「アジア古代文明論」、「ヨーロッパ古代文明論」といった科目が新たに開講されます。古代の世界史について深く学んでみたいという方はご期待下さい。
山本先生はゾロアスター教に関する著書や訳書を出版されています。
