サークル「歴史考古学研究会」の紹介と鶴雅祭の展示予告

川村には歴史考古学研究会というサークルがあります。史学科との直接的な関係はありませんが、史学科の学生がメンバーの大半を占めています。彼女たちの活動を3年生の部長に紹介してもらいました。

 

歴史考古学研究会は、歴史好きの集まる、歴史好きのためのサークルです。普段は週に一度お昼休みに集まり、後輩・先輩・同級生でお昼を食べながら、歴史について語っています。また皆で決めたテーマについて、分担して研究を行い、それをまとめたものを部誌として発行しています。皆で1冊の本を作るので連帯感が強まります。

 

 

 

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メンバーの研究の成果をまとめます。

 

 

 

長期の休みには我孫子市教育委員会にご協力いただき考古学調査に参加させていただいています。

今年の活動を紹介します。

 

冬休み中の2月上旬の5日間、土器の洗浄作業と発掘調査のお手伝いをしました。初日から3日目までは我孫子市内で発掘された土器の洗浄作業を行いました。土器に付いた泥をブラシで丁寧に落として、乾かし、発掘場所が違う土器が混ざらないように注意して並べていきました。4日目と5日目は発掘調査のお手伝いをしました。スコップで土を削るように丁寧に掘り、掘られた土を荷車に乗せて運びました。皆で土器をいくつも発掘することができました。

 

 

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発掘風景です。

 

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土器が出土しました!

 

 

夏休みにも我孫子市で発掘された土器の整理を5日間お手伝いさせていただきました。初日は土器の洗浄作業を行いました。2日目は、乾かした土器に発掘された場所を注記し、ニスを塗りました。3日目から5日目までは、土器の復元作業をしました。なかなかピッタリとはまる土器が見つからず、みんなで悪戦苦闘しました。なので土器と土器がピッタリとはまった時の喜びはとても大きかったです。

 

史学科の学生でも正規の授業内では屋外での発掘調査のお手伝いや土器の整理の機会はなかなかないので、とても良い経験になります。

 

さて歴史考古学研究会の活動のもう1つの目玉は、学園祭(鶴雅祭)での企画展示です。今年のテーマは「香りの文化」です。目に見えなくても、常に私達の生活の中にある香り……。その歴史をご紹介致します。また、私達が夏休みに行った土器の整理についての詳しい解説を実物の土器と共に展示します。是非、見に来てください。

 

 

 

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以前の学園祭での展示です。