8月22日オープンキャンパスでの体験授業・学科体験案内

8月22日(金曜日)のオープンキャンパスで、史学科は2つの体験授業・学科体験を行います。

 

 

中世ヨーロッパの騎士と貴族の世界に皆さんをお連れするのが、金尾健美先生「ガストン・フェーブス(1331-1391)と南仏の太陽」です。フェーブスは、輝く金髪のために「太陽のプリンス」と呼ばれ、勇猛果敢、「騎士の中の騎士」と当代の詩人に謳われた14世紀の大貴族でした。

 

また彼は、晩年に『狩猟の書』という書物を著わすほどの多芸な人でもありました。貴族のたしなみであった狩りの手順と獲物を細やかに記した、この書物に添えられた彩色挿絵は見る人を魅了します。

 

この授業では「太陽のプリンス」の豊かな人生の一端をご紹介します。

 

 

「絵巻物を読もう〜日本アニメの原点」では、辻浩和先生と一緒に「絵巻物」を紐解きます。絵巻物とは絵と文がかかれた絵本のような「巻物」で、日本のアニメーションの先駆けといわれています。

 

今回は「応天門の変」(866年)を題材として、平安時代末期に作られた「伴大納言絵巻」を取り上げ、その模造品を使って実際に絵を動かしてみましょう。絵巻物が実際にどのように読まれ、楽しまれたのでしょうか。また絵巻物から当時の社会についてなにを知ることができるのかを探ってみましょう。

 

 

教員が受験生・高校生の皆さんに川村の史学科の特徴を説明し質問に答える「学科別相談」、在学生の生の声が聞ける「先輩に聞いてみよう」コーナー、「AO入試相談」コーナーは毎回設けられています。

 

皆様のご参加をお待ちしております。

フェーブス『狩猟の書』の挿絵(Wikimedia Commonsより)

フェーブス『狩猟の書』の挿絵(Wikimedia Commonsより)

『伴大納言絵巻』の一部

『伴大納言絵巻』の一部