能楽鑑賞教室に行ってきました

6月23日、3年生ゼミの日本史演習(1)(2)(3)合同で国立能楽堂能楽鑑賞教室に行ってきました。
 
能舞台の構造や、能のしぐさの意味などを分かりやすく解説していただいたあと、実際の能・狂言を鑑賞しました。この日の演目は狂言「仏師」と能「殺生石」。
 
狂言「仏師」は、都に出てきた田舎者が仏像を作る職人を探すうち、悪い人にからかわれるお話です。アドリブで色々へんてこなポーズをとる場面では、学生からも笑いが起きていました。
 
能「殺生石」は、都を追放された狐の化身が石になって生き物を殺すというお話です。語りを中心とした静かな前段と、狐がスピーディに動き回る後段とのギャップが印象的でした。
 
学生たちの多くは能楽初体験だったそうですが、楽しく鑑賞できたようです。というのも、実は1週間前に西川先生から能や「殺生石」について丁寧なレクチャーがあったのです。
 
能の歴史から始まって、謡(うたい)の基本、「殺生石」のあらすじ、男女の歩き方の違い、一つ一つの型の意味など、詳しく教えてくださいました。現在の能は、昔に比べてかなり遅くなっているというお話など、大変興味深く勉強になるものでした。
 
西川先生は学生時代能楽部に所属されていたため、自ら謡い、舞ってみせてくださいます。「練習を始めたのが3日前だから・・・」といいながらも、サービス精神旺盛な西川先生は、「葵上」に「屋島」までおまけで舞って下さったのでした。
 
レクチャー終了後は、学生たちが先生の周りに群がって、「斬るところの型をもう一回やってください!」などとリクエスト。いつのまにやら撮影会が始まっていました。
 
西川先生、お疲れ様でした。
 

能楽堂初めて来ました!

能楽堂初めて来ました!

鑑賞後に中庭で記念写真

鑑賞後に中庭で記念写真

レクチャーは和室で行われます

レクチャーは和室で行われます

西川先生が実際に謡いながら拍子の説明をしてくださいます

西川先生が実際に謡いながら拍子の説明をしてくださいます

「見えにくいから」とふすまを外し始めるアクティブな学生たち

「見えにくいから」とふすまを外し始めるアクティブな学生たち

かっこよかったです

かっこよかったです

真剣に見入る学生たち

真剣に見入る学生たち

終了後に記念写真

終了後に記念写真

扇に興味津々の学生たち

扇に興味津々の学生たち

携帯に西川先生の勇姿をおさめようとする学生たち。何人かは待受画面にしたそうです。

携帯に西川先生の勇姿をおさめようとする学生たち。何人かは待受画面にしたそうです。