教員の研究紹介:辻先生執筆の書籍が出版されました

 今年より史学科に加わった辻浩和先生が執筆した書籍が出版されました。辻先生は日本中世史、特に平安後期(院政期)の芸能史を専門としており、先日出版された元木泰雄編『保元・平治の乱と平氏の栄華』(清文堂出版、2014年)の中に「院と芸能者たち」というコラムをお書きになっています。このコラムでは、天皇・院が文化・芸能の保護者となっていく過程や理由を説明しています。

 

このように中世に権力との結びつきを見せた諸芸能のなかには、その後も日本人に長く親しまれてきたものがあります。後期に開講される辻先生の「日本中世史」では、そのような中世芸能の歴史について講義されます。ビデオを沢山みせる予定とのことです。

 

また、中世の代表的な芸能に能楽があります。6月の後半には、日本史演習履修者を中心に、能楽鑑賞教室への参加を予定しています。学科NEWSをご覧の皆さんにも後日、その様子をお伝えする予定です。