貨幣博物館の見学

 

 連休明けの5月10日に、第2回新入生オリエンテーションを行いました。

 新緑の光まぶしい三越前駅に集合して、全員で日本銀行 金融研究所 貨幣博物館を見学しました。
 世界の貨幣・紙幣の歴史を史資料からまなんだり、1億円相当のお札の重みを体験したり、江戸時代の銭のデザインを観察したりして、充実したひとときをすごすことができました。中には、時間が足りなくなってしまうほど、じっくりと展示をながめている学生も。決して大きくはありませんが、ぜひまた訪ねたくなる博物館でした。

 博物館の見学後は、あせばむような五月晴れの下、レストランにむけて、日本橋から室町まで移動しました。途中、新しいビルに出店している創業300年ちかい老舗や、建物に施された西洋式の装飾を眺めながら、江戸東京の町並みに思いを馳せました。

 お昼は、カジュアルな京料理のレストランで、おいしい和食をいただきました。入学からはや1ヶ月。みんな、うちとけた様子で、話に花を咲かせていました。

 昼食後に現地で解散。それぞれ友達同士連れだって、日本橋や銀座の街へと、散策の続きにでかけたようです。

   
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学生の感想①

 

 日本のお金の歴史を振り返ることができて、おもしろく感じました。

 取引は、物々交換から始まり、和同開珎、小判、現在の硬貨・紙幣への流れがよくわかりました。

 昔の貨幣は、現代の貨幣と比べて、形が大きく異なることに興味をいだきました。

 

学生の感想②

 

 昔は、現代よりも小銭の種類が多いことに驚きました。

 製作途中のものを見ると、日本人の作業は丁寧だと思います。

 特にお札は、小さな文字や柄が散りばめられており、芸術作品のようだと感動しました。

 

 

   

学生の感想③

 

 現在、世界各国で使用されている貨幣を見て、国ごとの個性が表れているなと思いました。

 日本と同じように、紙幣には肖像画を用いている国が多かったのですが、ゾウやライオンなどの動物や、建物をデザインした紙幣もありました。

 アメリカやイギリスの紙幣は、描かれた人物がリンカーン大統領、エリザベス女王であることがわかりましたが、その他の多くの国の人物は誰なのかわかりませんでした。

 外国の人々も、日本の紙幣を見たときには、「誰なのだろう?」と疑問を感じるのではないかと思いました。

 

 学生の感想④

 

 各国の様々なお札を見ると、とてもカラフルなものが多いことに気づきました。外国のお札に比べると日本のお札はシンプルです。

 色だけでなく、形も違いがあることがわかりました。

 昔のお札は、現代のような長方形ではなく、正方形のものがあったことにびっくりしました。お財布に入れにくかったろうなと思いました。