いよいよ一般入試(I期)が迫ってきました。これまでの勉強の成果が学力試験で発揮されることを私たち大学の教職員も願っています。
川村学園女子大学の史学科では、授業の一環として歌舞伎や能、文楽などの日本の伝統芸能に触れる機会を設けています。その際に、日本の芸能の楽しみ方をやさしく教えてくださるのが、今回紹介する梅村恵子先生(日本史)です。
Q.ご専門は何でしょうか?
日本古代史、そして日本女性史です。奈良・平安時代の結婚や家族のかたち、子育てや仕事など女性のあり方などを研究しています。また歴史書や法律書だけではなく、『源氏物語』や『今昔物語』などの古典文学もひもといています。
Q.どのような講義をされているのでしょうか?
今年、新入生向きの「日本史研究入門」では、パワーポイントを使って、歴史資料(遺跡・遺物や復元模型の映像、系図や略年表、史料の抜粋など) から講義の要点までをスライドで提示し、カラーの資料を配付してみました。映像資料を集めるだけでずいぶん時間をとられるのに、ついつい、できるだけ鮮明でわかりやすい構図のものをと、こり始めてしまいました。
Q.演習(ゼミナール)ではどのようなことをやっていますか?
『古事談』(鎌倉時代のはじめにまとめられた説話集)を読みました。一人一つ、関心のある話を選んで、その内容について詳しく調べて発表します。時々学生の壷にはまる妙に面白い話にあたると、その日は脇道にそれてしまいます。
Q.受験生へのメッセージをお願いします。
1月11日に九州太宰府の天神様に行ってきました。受験生皆さんのことも併せて祈
願してきました。