(受験生のみなさんへ)教員・授業紹介(生井澤幸子教授)

 高校生のみなさん、こんにちは。

2年生のみなさんは、もう進路説明会など始まっていますか?

3年生でこれからまだまだご縁がある方も、どうぞ参考にしてくださ~い。

 

今回は、専門が歴史学ではない異色の存在、人文地理の生井澤幸子先生の紹介です。

 

 

最初は不思議に思われる方もおられるようですが、全国的に地理の先生の生息地を調べてみると、

結構、史学科だったりします。1月・2月は入試のシーズンです。興味をもたれた方は是非、調べてみてください。 

 

Q ご専門が人文地理ということですが、何について研究されているのですか。

  港湾物流そして都市と港がテーマです。日本におけるフィールド(調査対象地)は、四日市・清水・東京・

横浜・千葉・大阪・神戸です。10年くらい前からフィールドをドイツに移しました。ハンブルク大学で研究する

機会が得られたからです。現在は、ドイツのハンブルク・ブレーメン・リューベックといったハンザの港町と

19世紀に港がつくられたブレーマーハーフェン・ヴィルヘルムスハーフェンがフィールドです。港町が好きです。

 

Q どんな授業を担当されていますか。

 必修の授業としては、地理学概説があります。都市地理と経済地理をそれぞれ半期ずつ学びます。

地理は食わず嫌いの方が多いので、まずは口に入れていただくことから始めています。選択科目としては、

歴史地理・企業の地理・日本地誌・外国地誌・ドイツ語文献講読などがあります。ドイツ好きがドイツ好きの

ための授業を楽しんでやっています。

 

Q 地理のゼミって、どんなことをやっているのでしょう。

 授業で関心をもったテーマを各自が育てていけるように、一人一人に私がアドバイスをしながら、

論文を選んでもらいます。それを読んでレジュメを作成し、発表・討論という流れで進行します。

もちろん、最初はみんなで論文を輪読して慣れてもらうことから始めています。

 

Q 受験生に何か一言メッセージをお願いします。

 好きなことをやり抜こう!   

 嫌いなこともやってみよう!    

 

写真1は、私のドイツ語の先生ハインリッヒと初孫のヨルベ君

写真2は、ブレーメンの外港を作った偉大な市長ヨハン・スミット