特別講義 「学芸員の仕事の実際」

 

「生涯学習概論」の授業では、産業技術総合研究所 地質標本館から芝原暁彦先生をお迎えし、学芸員の仕事についてお話を伺いました。

 

社会教育学科 2年生Sさん、Iさんの感想を聞いてみましょう。 

 芝原先生  講義に聞き入る学生

地質系博物館を例に、新しい技術を取り入れた研究についての講義はたいへん興味深いものでした。

3Dプリンターなどの新技術は、医療にも利用されると聞き驚きました。

博物館は古いものを保存・展示するところというイメージが一変しました。
 

日ごろ見慣れている地形図と異なる「地質図」は、地下に隠れている地層をあらわすそうです。

見せてくださった地質図は、たまたま私の自宅付近のものでした。数万年前の地層の上に住んでいることを思うと、地球誕生からの長い歴史を感じました。

 図像による解説  質疑応答

また博物館では、企画展示や普及講演、採集した石の鑑定などを通して、多くの人々と接するそうです。

厳しいご意見が寄せられることもあるそうですが、より良い博物館経営につながるよう、真摯に受け止めていらっしゃるとのことでした。

 

芝原先生が学芸員になって、やりがいを感じることは、「博物館でのイベントがきっかけになって、夢をもつ子どもが育つこと」だそうです。

なかには夢を実現して、専門の道を歩むことになった方に出会うことがあるそうです。

多くの子どもたちの夢を応援でき、何と素晴しいお仕事なのでしょうと感激しました。

芝原先生、ありがとうございました。