授業紹介 『博物館実習』

 

 博物館で働く学芸員になるための授業です。

今回は、「掛軸」を作成しています。

手作りすることで、部分の名称をよく理解できるようになりました。

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本紙(「詠」の字の部分)は、自分の作品です。

拓本の勉強をしたときに、自分で写し取ったものを用いました。

 

掛軸の出来上がりをイメージしながら、位置合わせをしています。

   
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「糊付けは、慎重に。」

不用な部分を切り取り、貼りあわせていきます。

もうすぐ完成です。

   
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拓本を取る練習には、この特製版木を使用しました。

版木があれば、学内で練習できます。

ひとり2~3枚とることができました。

   
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 裏打ちした拓本を張り板で乾かすろことろ。

乾くとピンと伸びます。

 

拓本はきれいに取れましたが、裏打ちが難しかったそうです。

学生の拓本が、立派な掛軸になりました。

出来上がった後は、掛軸の巻き方や、掛け方の練習をしました。

 

「細かな決まりが多く、取り扱いに注意が必要ですが、掛軸作りは楽しかった。」

世界に一つだけの掛軸です。大切にしてください。

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